「手」は、広範囲に渡る働きができる機能が備わっています。
相手に、手を使って気持ちや感情などを伝えることもできます。
意識的にも無意識にも、です。
「手」の動きには、相手の気持ちや本心、本音、などを読み解く
手がかりが豊富につまっている重要な部位なんですよ。
とは言え、相手ばかりでなく、自分自身の「手」の動きも相手に
与える印象に大きく影響していることを忘れてはいけません。
手のしぐさには、対人関係を良好にする要素がたくさん含まれています。
ですから、手の使い方、動き、などには意識的な配慮が必要です。
私たちは、人の手の動きに敏感にできています。
何故か？
それは、大脳が進化すると共に手の器用さや表現力も高まったことで、
危険なものにもなったからです。
それ故、生き残りのために、相手の手の動きを素早く察知して、何をしようと
しているのか、危険はないか、などを判断する必要があったからです。
これを上手に利用しているのが、説得力ある講演者や人気のマジシャン
などです。
注目させるのに効果的な手の動きによって、説得力や信頼性を高めています。
この手法は「ミスディレクション」と呼ばれています。
まあ、話し方や演出などがヘタであれば、
手の動きもへったくれもないんですが・・・